ぶるがり屋 2022/02/20 22:15

鎌倉殿の13人 5話 の感想

鎌倉殿の13人 4話
「兄との約束」の感想です。


見逃し・同時配信 - 鎌倉殿の13人 - NHK

【作】三谷幸喜
【音楽】エバン・コール
【出演】小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、片岡愛之助/坂東彌十郎、宮沢りえ、大泉洋、西田敏行 ほか
(C)NHK

鎌倉殿の13人

 源平合戦開始!
勝った!
負けたー!?
 いやぁ、ここら辺の経過は知らなかったので本気で驚きました(笑
緒戦負けてるじゃないですかー!

 時政お父ちゃん、今回はダメダメでした。
血が上って口で負けてそのまま負け戦始めちゃダメだよ!(笑
頼朝に見切りをつけて裏切るのはまぁ野蛮で男らしくも感じますが、そも一番の敗因はお父ちゃんだったからね!?

 敗戦、分散、でもまだまだアキラメナイヘコタレナイ、そんないつも通りの姿に安心してたら、
宗時お兄ちゃーん!
何事も実る前に、戦場でもなく戦いでもなく、暗殺。
…無念。
 源氏だ平氏だが本当の目的でないのは最初っから丸分かりでしたが(笑
成り上がりや戦好き、武勲で身を立てる野望が目的かなと思っていました。
まーそれも多分にありそうですが(笑
土地を守り、国を守ってきた、武士としての誇り、これが戦う理由だったのか。
立ち位置関係なくくすぶる若い武士達と心通わせ、折り有れば即動く、即立つ!
浅慮であり、英断でもあり。
駆け抜ける流星のような、儚く鮮烈な、その一生でした。

 振り回されてきた、主人公・北条義時。
武士としての技も埃も高いけど、まだ戦も殺人もまだだったのですか。
「これからまだまだ」が戦いの興奮でもあり、絶望の始まりでもあり。
それと語らずとも見せてくれました。
見知るものを戦い、殺し、首を取る。
ああ、残酷で野蛮な、鮮烈に輝く人間らしさか。
 武士として始まるだけでなく、大望なく野望もなかった青年・義時は、この日から兄の願いと野望を受け継ぐのですね…

 北条の女性陣がまたどんどん仲良く強くなっていくなぁ(笑
りくさんは癖強いしめんどくさいけど、武家の妻らしい強さ、強かさですよ。
前回読経を止めたのは「何もするな=頼朝の近くに居る」が最善だったから、今回は読経が最善だから、だと思います。
 政子はそんな「主の妻」の格は成長途上ですが、率先して謝り、働き、導くという才。
これは人が着いて行きますわ〜。

 三浦義村が心無くて最高(笑
「小四郎 すまん。」「参りましょう。」
せめて一拍開けようよ!

 今回、武士の戦いの中、小物、下級武士が強く彩られたように感じました。
江間次郎の愛と矜持、北条と戦う伊藤家の見覚えある武士、汚れ仕事を黙々と、でも金目のものを懐に忍ばせる善児。
武士たちの野蛮さに惹かれながらも、時代の残酷さがやっぱり怖いですよ。
 それでも江間次郎には… なんとか、幸せになって欲しい……

 次回、「悪い知らせ」
宗時を探す時政の姿が辛い。
言うこと聞かず突っ走る息子、振り回すお兄ちゃん、大好きだものなぁ。
首を取られず死が分からないことは、北条親子に良かったのか、悪かったのか。
楽しみだけど、見るのが怖いなぁ。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索