ParticularStation 2018/05/18 16:30

『キューリィーハニーvs乱交コロシアム』(約15,100文字)


キューリィーハニーが乱交コロシアムで分身させられ乱闘乱交する話。途中でミスティーも登場。
流れ…女性を強○参加させていかがわしいことする闘技場があるのでハニーが懲らしめるため飛び入り参加→闘技場能力でハニーがキューティー、如月、ハリケーン、カンフー、アーマーに分身ざせられ淫魔・触手・オークたちと乱闘→圧倒→敵増援でヤラれそうになるがミスティー参加でまた圧倒→やっぱりヤラれてイカされまくる。

以下サンプル

 ■キューリィハニーvs乱交コロシアム

 謎の異能力で作られた地下闘技場。
 表舞台に出られない裏の者、そして異界の者たちと血沸き肉躍る闘いが可能であり、
 日常では有り得ない刺激と興奮で満たされる場だ。
 だが、時には闘争や刺激を望まぬ者が招かれ、惨たらしい辱め、
 そして陵○に晒されるレ○プコロシアムと化すこともあるという。
 そんな無法地帯に引きずり込まれた被害者を救け出すため、愛の戦士が勝負に挑む!

『さぁ今宵も闘技場は満員御礼! 凄まじい熱気に包まれている!
 それもそのはず、今回は週に一度、男性チームと女性チームが戦うミックスファイト型乱闘!
 可憐な女性たちの戦いを前にして、誰しもいつも以上の興奮に駆られている!
 さぁ、では今回の被害者は――……っ?!』

 陽気に会場を盛り上げつつ、拉致され強○的に《乱闘》に参加させられる者の名を
 呼ぼうとしたところで司会者の言葉が途切れる。
 本来参加するはずの少女ではなく、見知らぬ美女が登場したからだ。

『おっとこれは乱入者だ! 女性のようだが、わざわざ乱闘の場に現れる彼女は一体何者だ――?!』
「ふふっ……愛の光を持つ乙女! キューティーハニーさ!
 攫った女の子たちにムリヤリ乱暴するなんて卑怯じゃない?
 そんなに女の子と乱闘したいなら、代わりに私が相手してあげるわ!」

 何者かという問いに、凛とした美しさを放ってキューティーハニーが答える。
 唐突に現れた彼女は、コロシアムにとっては招かれざる客であり、今宵の宴の妨害者。
 ……なのだが、参加選手と観客たちはむしろ彼女の乱入で更にテンションを上げる。
 ハニーの持つ抜群のプロポーションと妖艶なスーツ。
 それは男であれば受け入れざるを得ないレベルの美貌であり、
 予期せぬ乱入であろうと彼女を前にして強く興奮しているのだ。
 もちろん、それは彼女を乱闘の場で嬲り、辱めることが前提だが。

『これは思いがけない美女が参戦! 会場の盛り上がりからして、対戦カードの変更に文句はないようだ!
 では改めて、キューティーハニーが女性チームとして乱闘に参加だ――!』

 了承を得られ、複数の男たち相手に乱闘をすることになったハニー。
 本来ならば男女が互いにチームを組むのだが、
 ハニーが女性チーム全員を庇って戦うために女性チームはハニーのみ。
 つまりハニーは圧倒的に数的不利な条件なのだが……それでもハニーの表情は余裕と自信に満ちている。
 というのも彼女の戦闘力は折り紙つきであり、更に男たちを見る限り、
 大した戦闘力ではないと見抜いたためだ。
 勝利を確信したハニーだが、そこへ更に闘技場側からハンデとしてハニーに有利になるよう、
 ある異能がかけられる。

『腕に自信があるのか、ハニーは一人でも余裕の表情!
 しかし複数人が入り乱れての乱闘がこの闘技場のウリ!
 というわけで、ハニーには分身してもらうぞ――!』
「分身ですって? ……きゃぁっ!」
(こ、これは……!)

 謎の光を浴びた途端、ハニーの身体が分離する。
 たとえ女性戦士が一人でも《乱闘》が成り立つようにする、女性を分身させる異能だ。
 それに分身させられ、更にハニーの空中元素固定装置が反応させられ、ハニーは
 キューティーハニー、如月ハニー、ハリケーンハニー、カンフーハニー、アーマーハニーに分身させられる。

「あら……これ、能力が下がったりしないの?
 わざわざ不利になるようなことするなんて、よっぽど乱闘にこだわってるのね」

 形態変化は強○のようだが、それでもハニーが有利になることに変わりはない。
 単に男たちも実力に自信があるだけでなく、乱闘へのこだわりを感じて少し感心すら抱く。
 だがそれ以上に、この能力を使った凶悪な暴力を考えると義憤が沸き上がるが。

(この能力を使って、女の子を色んな格好で辱めてたのね……! 許さないわ!)

 ただハンデとしてだけでなく、一人の女性を様々な形で痛めつけることにも使われるであろう異能。
 これ以上そんな凶悪暴行を許すわけにはいかない。
 ハニーはハンデをありがたく受け入れ、男性チームと対峙する。

『ハニーの分身もまた麗しい姿! これは期待の新星となるか?! では……乱闘開始ぃっ!』

 男性チームは、見た目は人間の中年に似た淫魔、少年、豚男と言うべき容姿のオーク、
 スライム、触手魔の五名。
 それぞれがハニーチームと入り乱れ、一斉に戦闘を開始する。


 チャイナ服に身を包んだ美女……ハニーの分身の一人、カンフーハニーが、大量の触手を弾き飛ばす。
 戦っている相手はスライムに似た形状の身体に触手が生えた、触手魔などと呼称される魔物。
 魔物の伸ばす触手は伸縮自在で、複数の触手が様々なアーチを描きながらカンフーハニーに高速で伸びてくる。
 常人であれば、抵抗する間もなく捕らえられるであろう触手群……
 しかしそれら全てを、カンフーハニーは回転蹴りで一掃する。
 名の通り拳法の使い手であるカンフーハニーにとって、この程度の触手をあしらうことなど朝飯前だ。
 あっさりと弾き返し、その一手のみで実力差を明確に示すことができたが――
 カンフーハニーの表情は余裕ではなく、怒りがにじみ出ていた。
 触手はそれぞれ大きさも様々だが、やはり目立つのは大きく……そして男性器の酷似した形状のものだ。
 その形状や容赦ない攻撃から、この魔物が女性に対して何をしてきたのかは容易に推測できる。
 ゆえにカンフーハニーは義憤に駆られ、可愛さと美しさが同居した美貌も怒りに歪んでいた。

「はぁぁぁぁっ!!」

 浴びせられる連続蹴りに、魔物は防戦一方。
 触手で身を固めてなんとか致命傷を避けてはいるが、戦力差は誰の目にも明らかであった。


 別の場で、観客から野次が飛び交うのはアーマーハニーとオークの対戦。

【お? 女騎士じゃねーか!】
【いいぞ、オークの餌食になっちまえ!】

 アーマーハニーの衣装は、頭からつま先までを鎧で包んだ、いわゆる騎士を連想させる風貌。
 そして現代において、女騎士とオークの組み合わせはポルノ文化として鉄板中の鉄板。
 そこに目を付けた観客たちが熱狂しているのだ。
 しかもアーマーハニーの場合、更に装備がやや特殊であり……
 全身の至る所を鎧が守っている反面、ヘソ、太股、股間といった部分はノーガード。
 レオタードは際どく食い込み、特に形の良い臀部はTバック状態で丸見え。
 そんなコスプレじみた局所的な露出が注目を集め、観客を沸かせているのだ。

「ふんっ……オークなんかに、負けたりしないっ!」

 雄の視線と熱に晒される、女性なら身がすくむような事態。
 だがノリが良く余裕のあるハニーは、敢えてフラグ全開の台詞でふざけてみせる。

【くく……ならお望み通りハメ回してやるよ!】

 誘っていると思われても仕方のない容姿と言動に、オークは太い腕を伸ばす。
 見た目相応の怪力を誇る剛腕――しかし、その腕は鎧により音を立てて弾かれる。

【なっ?!】
「ふふ……負けたりしないって言ったはずよ?」

 ふざけたような見た目だが、アーマーハニーが誇る防御力は本物。
 オークの怪力も容易に防ぎ、打撃はおろか掴む所作さえ許さない。

「じゃ、私の望み通り……豚肉になっちゃいなさいっ!」
 ズドンッ!
【ぐあぁぁっ!】

 鎧の重みを活かした打撃もまた相応の攻撃力であり、腹に刺されば巨体もたたらを踏んで苦悶する。
 アーマーハニーの顔は目元まで鎧に覆われており、口元が覗けるのみだが……
 彼女にたっぷりと余裕があるのは、観客とオークの悔しい表情からも察せるだろう。


「私の相手はスライム……か。よろしくね、ザコモンスターさん♪」

 また別の場では、ライダースーツを纏う黒い長髪のハリケーンハニーが戦闘中。
 相手取るのは粘性の生物、スライムだ。
 実際の能力はともかく、日本におけるスライムと言えばファンタジーにおけるザコ敵の代名詞。
 というわけでハリケーンハニーは切れ長の目で笑みを見せつつ挑発。
 それが効いたか、反感を買ったスライムは感情のままに突進し……

「チョロいわね、やっぱりザコじゃない♪」

 それをハリケーンハニーは素早く躱し、横から蹴りを叩き込む。
 闘技場内は、異能の影響で“着衣に類するもの”以外の武器が使用できず、
 いつものようにバイクが使えないハリケーンハニー。
 だが動体視力を始め身体能力は高く、素早いはずのスライムの動きにも容易に対処できていた。
 ブーツを履いた脚が刺さるとスライムは何とも痛そうに身体を跳ねさせ、突進と同等の速度で逃げていく。
 何とも小物な動きに飽きれそうになるが、油断は禁物。
 仲間と合流させないに越したことはない、と素早く回り込み、怯えるスライムに再び蹴りを叩き込む。

「こっちは楽勝ね♪ 他のみんなはどうかしら?」

 流石にしぶとく、すぐに決着とはいかない。
 だが敵からは触れさせず、仲間に目を配る余裕がある程度には優勢と言える戦力差であった。


 淫魔の中年と、淫魔の力を得たと思しき少年。
 彼ら二人を前に、キューティーハニーが如月ハニーを庇うように構える。
 ハニーチームの中で唯一変身しておらず、そのため戦闘力が低い如月ハニー。
 彼女を守るため、ハニーチーム最強であるキューティーハニーが離れず行動していた。

【うわぁ、お姉ちゃんスッゴい美人だね! よろしくー♪
 あ、先に謝っとくけど、おっぱい触っちゃったりしたらゴメンね~♪
 しょうがないよね、そんなにおっきいんだもん】

 少年が人懐っこく挨拶してきたと思えば、嫌味に嗤いながらセクハラ宣言。
 下心……というより本心というべきそれを、全く隠す気はないようだ。
 淫魔の方も同様で、ニタニタと笑みを浮かべながらハニーの身体を眺める。

【そうだな。もし押し倒してなんやかんやあっても、
 この闘技場の中なら“事故”……全て“合意”の下の行為だからなぁ】

 挨拶、断りと言いつつ自分たちのやり口を説明するように語る二人。
 言う通り戦闘、乱闘という形で女性を追い詰め、どさくさに紛れるように見せていかがわしい行為に及ぶ。
 それが彼らの手口であり嗜好なのだろう。
 早くも興奮しているのか、二人の股間は衣服を押し上げるほど張り詰めている。

「あら、よろしくね。そうね……なら、私も先に謝っておくわね」

 下卑た感情を見せ付けられ、キューティーハニーは内心呆れつつ二人を逆にからかってみせる。

「もし大事なとこを潰しちゃったらごめんなさい♪
 ま、そんなにちっちゃいなら、潰れても大差ないでしょうけど♪」

 その言葉を聞き、男二人の表情が一瞬固まり……

【へぇ……そりゃ楽しみだなっ!】

 淫魔の発言と共に、男二人が襲いかかる。
 彼らは魔力を持つためか、身体能力は常人では有り得ないレベル。
 しかもキューティーハニーは如月ハニーを庇っているため、事実上、二体一の戦闘。
 更にいつも使用している武器のレイピアが使えず、本領発揮できない。が……

【へへ、まずは……え、速……うわっ!】
【っ?! この、大人しく、ぐふっ!】
「ふふっ、本当に潰しちゃうわよぉ?」

 それでも、優勢なのはキューティーハニーの方だった。
 挟み撃ちしようと近付く少年を蹴り上げ、隙を突いたつもりの中年を投げ飛ばす。
 人外級の動きに男たちは全く突いていけていない。
 素の能力が違いすぎるため、ハニーは苦戦しようがないのだ。
 更に淫魔が倒れたところに、如月ハニーが歩み寄り……

「合意の行為中での事故、よね♪」
 グシャァッ!!
【ぐおおおおっ!!】

 劣情を隠せない股間を踏み抜いた。
 闘技場内で最弱のはずの女に、自慢の一物を滅却される……男は悶絶の声を上げ、少年も恐怖に縮み上がる。

「さて、早いとこ終わらせちゃおうかしら」
【ぁぐっ!】

 少年の腹部を殴打し、彼も成す術なくノックダウン。
 振り返り、他も終わったかと見てみれば……案の定、それぞれ相手を仕留めているところであった。

『な……何と言うことだ! 凄まじい強さのハニーたち! これは……女性チーム初の勝利か?!』

 司会も観客も、期待と異なる結果に唖然とするが、ハニーからすれば当然の帰結。
 余裕綽々のキューティーハニーは、戦力差を確認すると思案を巡らせる。

(ここの男たちを相手にするのは全然問題ないみたいね。
 なら予定通り、もっとゲス共を懲らしめときましょうか)
「あら、もう終わりなのお?! 何なら、もう一戦してあげてもいいわよぉ?」
『これは、まさかの“おかわり”?! よほど余裕があるのか、更に相手を要求してきたぞ! どうする男たち?!』

 ハニーの目的は一度の試合に勝つことではなく、闘技場そのものの機能を停止させること。
 今し方の戦いで複数を相手にしても問題ないと判断したので、更なる乱闘を要求したのだ。
 これに闘技場側も屈辱を感じながら応え、同じタイプの雄たちが二体ずつ闘技場の端から現れると、
 倒された同朋の仇を討とうとそれぞれのハニーたちに向かっていく。

『協議の結果、同意を得たということで男性チームに選手が追加! 第二陣が向かっていくっ!
 ハニーチーム、もう今更取り消しはできないぞ! では第二戦、開始っ!』
「いくらでもかかってきなさい!」

 よほど屈辱だったのだろう、殺気立った様子でハニーたちを囲む男たち。
 だがそれで強さが変わるわけでもなく、ハニーたちにとってはあしらう数が倍になっただけ。

「ふふっ、やっぱり楽勝ね♪」

 極上の美女がこれ見よがしな衣装で誘うようなポーズをとるのに、手も足も出ない。
 そのことに苛立つ男たちを見て、無邪気かつ淫靡な心を持つハニーはつい愉快になってしまうが……

「っ……?」
(なに、この感じ……?)

 戦闘中、なぜか不意に疲労が現れた。
 敵チームは実力では勝てないと早々に悟ったか、つかず離れずの位置を保ち、
 硬直状態を繰り返す長期戦となっていたのだが、
 特にダメージがあるでも疲労する技を使ったわけでもないのに、ハニーたちは妙に息が荒くなっていた。

(なんなのコレ……まさか淫気とかいうヤツ? でも、こんなに効くなんて……)

 淫魔の能力《淫気》。強○発情効果を持つ魔力だが、淫気がいつの間にか放っており、
 ハニーたちの性感耐性をも上回って効果を発揮しているのだろうか。
 そのせいで自覚がない程度に興奮し、息が乱れているのかもしれない。だが、この程度ならばまだ余裕がある。

「でもまぁ、コレくらい……っ?!」

 淫気など何の問題もない。そう思えたが、そこで如月ハニーが動きを止めてしまう。
 キューティーハニーと違い変身していない如月ハニーは、やはり性感耐性も比較的低い。
 そのため淫気の効果が強かった。
 また、如月ハニーが最初に淫魔の股間を踏み付けた際、無意識に男性器のことを……
 性的なつながりを感じ、性欲を刺激されていた。
 そんな僅かな刺激がきっかけでも淫気は肉欲を煽り立て、強い興奮で運動能力を奪われていたのだ。

【淫気が効いてきたな! そろそろ捕まっとげぶぅっ?!】

 そこを淫魔が狙い……しかし、男の手は如月ハニーに届かなかった。男の顔面が蹴り飛ばされたのだ。
 飛蹴りの不意打ちを放ったのは、そこまで闘技場にいなかった選手。

「あらあら……無様なものね、お姉様!」
「ミスティーハニー!」

 キューティーハニーに似た容姿の高飛車な女性戦士。それはハニーのライバル、ミスティーハニーだった。
 彼女もこの闘技場が気に入らないのか、それともハニーへのあてつけか……
 理由はともかく、ここからは彼女もハニーチームに加わるようだ。

『突如現れたのはもう一人のキューティーハニー?! 男チーム、ようやくチャンスが回ったと思いきや、
 ハニーチームにも増援! これでまたハニーたちが勢いを取り戻す――!』

 硬直状態……精神的には追い詰められつつあったハニーたちだが、
 ミスティーの参加でまた流れを盛り返し、まもなく男性チーム第二陣も全滅させる。

『だ、第二陣もやられてしまった! 彼女たちは、もう手がつけられないのか――?!』

 司会をはじめ、闘技場の男たちの表情が見るからに険しくなってくる。もう余裕がないのだろう。
 対し、ハニーチームは如月ハニー以外はまだまだ余裕がある。
 また楽しくなってきたキューティーハニーは、指をクイクイとさせて次なる敵を求める。

「んふっ♪ もっと来てもいいのよぉ♪」

 更なる挑発で雄を煽る。だが、それが彼らの逆鱗に触れてしまった。

『……どうやら最高の布陣でなければ、彼女たちは満足できないようだ。では、ここで久々に彼らの出番だ!』

 合図と共に、ぞろぞろと男性チームの増援、第三陣が入場。
 やはり同じタイプの雄ばかりだが……彼らは纏うオーラと言うべきものの質が、
 それまでの敵とは全く異なっており、格が違うのが一目で判別できた。

「……! あら……三下じゃないようね……」
『彼らはコロシアムが誇る最悪最強の選手たち!
 強すぎて対戦相手を“壊してしまう”ため出場禁止となっていたが、
 今回は思いがけない強者が現れ、ついに出場が許された――!』

 どうやら新しく来た敵は、やりすぎてしまうために闘技場ですら敬遠される連中のようだ。
 それでもハニーたちは勝利を信じているが……

『では試合……おっとその前に! 更に乱闘を盛り上げるため、興奮剤が投入されるぞ!』

 司会の言葉の直後、闘技場内の至る所から噴煙が焚かれる。

「っ! これ、淫気……?!」

 先ほど淫魔から受けたと思っていた発情や疲労の感覚。それは淫気で生成した興奮剤によるものだった。
 今までは知覚できないほど薄めたものが少量使われていただけだったのだろう。
 だがハニーたちの強さを知った闘技場は、
 薄めるどころか容易に視認できるほど濃縮したものを大量投入したのだ。

「なんて濃い淫気なの?! こんなのまともに浴びたら……」
「ふん! こんなもの、わたしには通じないわ!」

 淫気を警戒するが、ミスティーが強気に唾棄。ハニーたちもそれに呼応し、気後れすまいと士気を高める。

「ええ……こいつらを倒せば、今度こそ終わりよ!」
『では……乱闘再開っ!』

 敵の能力自体は、闘技場基準ではともかくハニー基準ではそう高くないはず。
 淫気の霧を食らう前に決着をつける……速攻をしかけようとするのだが。

「っ?!」

 再び淫気の噴煙が発生。しかも今回はキューティーハニーの真下からも噴き出ており、
 食らわないはずの淫気をモロに浴びてしまう。
 直接吸引を防ごうと瞬時にガードするものの、その瞬間、
 如月ハニーの護衛ができずガラ空きになってしまい、そこをすかさず淫魔が狙う。

【そらぁっ!】
 ずむんっ!
「ぁぐっ♥♥ あぁぁ……っ♥♥」

 振るわれた淫魔の拳は如月ハニーの豊かな胸に刺さる。
 絶妙に加減された衝撃は痛みもそこそこに、凄まじい性感となって身体中に迸り、悶える声が響き渡った。


 触手を相手するカンフーハニーもまた、ランクの違う触手と淫気の波状攻撃に苦戦していた。
 まだ淫気を浴びずに済んでいるものの、新たな魔物が出す触手はあまりに多過ぎる。
 一体の触手攻撃を防ぐのが限界であり……

 ばちんっ!
「っぐ……あぁぁぁぁっ♥♥」

 別の魔物の触手による打撃をまともに受けてしまう。そして闘技場内にランダムに噴き出す淫気噴煙の追撃。
 変身していようとも濃縮淫気の効果は凄まじく、堪らず嬌声を上げるほど身体が火照ってしまう。
 攻防力が格段に落ちたところに、触手が鞭のようにしなる。
 それは攻撃というよりはウィッピング――SMの鞭打ちの如く、
 カンフーハニーに絶妙な快感を与えるのだった。

 ばしんっ♥ びしぃっ♥
「んあっ♥ あ、く……っ♥ んぉおぉ……っ♥♥」


 鎧部分は屈指の防御力を誇るアーマーハニー。
 だが不運にも剥き出しになっている臀部に淫気を浴びてしまい、痛烈なまでに発情する。
 戦意は失わないものの酷く脱力し、オークとの力の差が逆転してしまう。

「くっ♥ ぅぅ……っ♥」
【どうした、尻が震えてるぜぇ?】

 オークと取っ組み合いになり、ヒクつく足腰でなんとか堪える。
 本来ならば上位のオークであろうと圧倒できるはずなのだが、
 今や組み合うだけで性感に疼き、艶めかしい苦悶の声を上げる始末。

「このっ! はぁ……は……っ♥ 私は……オークなんかに……♥」

 何とか引き剥がし、たとえ強い発情状態だろうと一対一では負けないことを証明してみせる。
 しかし、揺れる尻肉のすぐ後ろには、別のオークが回り込んでおり……


 大量のスライムと交戦中のハリケーンハニー。
 襲いかかるスライムを蹴り飛ばし続けていたが、何度も繰り返したために疲労が蓄積していた。
 スライムは地を這って高速で動き、足元を狙ってくる。
 避ければ仲間の元に行かせてしまうため、蹴ることで対処するしかないのだが、
 局所的に狙われ続けたことで効率よく体力を削られていた。

「このっ、ちょこまかと……あっ!」

 もう弾き飛ばすほどの力が出せなくなり、ならばと踏みつけてみるが、それが祟って粘液に足を取れてしまう。
 身動きが取れなくなったところに淫気の噴煙を浴び、
 ライダースーツも意味をなさず容易に全身が発熱させられる。

「く♥ くふぅっ♥ あっ♥ やめ…………っっ♥」

 怯んだ隙に、スライムたちが猛攻を仕掛ける。
 足の次は腕にへばりつき、完全に抵抗できなくなったところで複数の個体がライダースーツの中に侵入。
 タイトなスーツの中で、スーツ以上にスライムが肌との密着度を高め、
 その感触がハリケーンハニーの官能を煽っていく……


 高い戦闘力を持つはずのキューティーハニーとミスティー。だが淫気をまともに浴びてしまい、
 性感耐性を無視する凄まじい発情効果のせいで少年たちに苦戦を強いられていた。

「くっ、このっ!」
「調子に乗るのもそこまでよ坊や!」
【ははっ、こっちにもいるよっ♪】
 ばちぃんっ♥
「んひっ♥♥」
「っっくぅぅっ♥♥」

 前方の敵に気を取られている隙に、後ろにいる少年に尻を蹴りつけられる。
 強○発情は敵を知覚する能力すら奪い、気配に気付けなかった二人のハニーは防御できず、まともに被弾。
 少年はスピードはともかくパワーは見た目相応でしかない。とはいえ蹴られて痛くないはずがないのだが……
 発熱した尻肉は痛みも肉悦に変換し、巧みなスパンキングでも受けたのと同等の感覚を抱いてしまう。

【ははっ、リョナって愉しいねー♪ ハニーちゃんも蹴られたり叩かれたりして感じてるでしょ?】
「ふざけ、ないで……♥ そんな、ことで……♥」
「坊や……おふざけがすぎるわよっ♥」

 強がるハニーたちだが、無邪気に笑う少年に対し、その表情に余裕はない。
 当然、如月ハニーを救けに行くことなど不可能であった。


 淫魔の一人が、必死に逃げる如月ハニーへとにじり寄る。

【もう疲れただろ? そろそろ観念しろよ】
「はぁ……はぁ……っ♥ くっ……変身してないからって、甘く見ないでっ!」
【おっと……へへ、ムダだよ】

 油断している男を蹴りつけ、踏み台にして男の後ろへ飛び上がる。
 攻撃しつつやり過ごせた……かに思えたが、淫魔の後ろにも沢山の淫魔たちがおり、
 如月ハニーは彼らに向かってダイブする形になってしまう。

「そんなっ、いつの間にこんなに……あぁぁっ!」
【そら、捕まえたぜ!】

 再び踏みつけようとした足を掴まれ、ついに捕らえられる。

「離しなさ……あ♥♥」
 がしっ♥
「や♥♥ ダメぇっ♥♥」

 もがいて抵抗するが……触られた瞬間、淫気で疼いていた身体が急激に発熱。
 運動神経や精神力にいくら優れていようと生身ではもう成す術も無く、
 四方八方から伸びてくる手に翻弄される。
 両手両脚を掴まれ大の字にされ、その状態で胸が左右から、股間が前後から嬲られていく。

「あっ♥♥ いや……」
 もみっ♥ ぎゅむぅっ♥ ぬちゅっ♥ ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ♥
「やめてっ♥♥ あはぁぁぁっ♥♥ そんな……♥♥ なんで♥♥ 巧すぎる……っっはぁんっ♥♥」

 淫魔は淫気を直接使ってこないが、その分テクニックに長けたタイプのようだ。
 思わず賞賛するほどの性戯。既に勃起している乳首や濡れている牝秘部に受ければ簡単に反応し、
 身体がビクビクと痙攣する。
 高まる快感に合わせて刺激も強くなり、反則的な快楽に如月ハニーの身体は限界まで熱くなる。

【おいおい、もう濡れてるじゃねえか】
「ち、違うの♥♥ これはっ♥♥」
 ぬぢゅっ♥ ぐちゅぅぅっ♥
「あっ♥♥ あ♥♥ あはぁっ♥♥ これはぁ♥♥ 違うのぉぉっ♥♥
 だから♥♥ もうやめ……それ以上はぁっ♥♥」
 ぎゅむぅぅっ♥♥
「あはぁぁっ♥♥♥ あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥♥」

 一瞬、快感による熱がピークに達し……大量の愛液と共に絶叫。
 仲間と敵、そして衆人環視の中で絶頂してしまった如月ハニー。
 絶頂直後の様子を見ようと淫魔がスカートの裾をめくり、
 ハニーは反射的に股を閉じようとするが両脚を拘束されているために開きっぱなしとなり、
 濡れそぼった下着が陰部に食い込んでいるのが淫魔と観客、闘技場のカメラに凝視される。

【おーおー派手にイッたな……どんだけ溢れたんだ? 観客たちに見せてやれよっ!】
「あぁっ♥♥ いやぁぁっ♥♥」

 カメラを通じて闘技場の巨大スクリーンに陰部が映し出される。ただ下着を見られるだけでなく、
 絶頂したこと、情けなく濡れていることが周知され、如月ハニーは羞恥のままに悲鳴を上げる。
 しかし、発情しきった本能は視られることにも悦びを感じており……パンツがズラされて陰部が露出し、
 それを見た観客の興奮が耳に入ると、それだけで達するほど発熱してしまう。

【とんだスケベマンコだな! もういいだろ、このままハメてやるか!】
 ずりっ♥
「はうぅぅっ♥♥」
(ダメっ♥♥ おまんこ見られちゃうっ♥♥ いやなのにっ♥♥ 恥かしいのにっ♥♥
 い、イキそ……ダメっ♥♥ こんなイキ方っ♥♥)
「はっ……♥♥ は…………っっ♥♥」
【マンコ晒してイキかけてんのか。ならコレを見たらどうなるんだ?】
 ぼろんっ!
「っっ♥♥」
(おっ♥♥ おちんちんっっ♥♥)
『“事故”で露わになったハニーの性器に観客は大興奮――!
 おっと、ここで淫魔も性器が露出してしまった、どうなってしまうのか――?!』

 白々しい司会の声。もちろん、どうするつもりなのかは誰もが理解しており、
 その時が来るのを待ちわびている。

【さて、じゃあ“組技”といこうか……もっとも“事故”で何が起きるかわからねえがな!】
「っ……♥♥ これ以上はやめて♥♥ 私を痛めつけてもムダなのよ♥♥ 他の分身たちが必ずあなたたちを……」
【なら、そうなる前に愉しんどかねえとな!】
「ひっ♥♥」

 あくまで《乱闘》という形にしたいのか、それらしい言葉で雰囲気を作る司会と淫魔たち。
 抵抗の脅しすらも享受すると淫魔は如月ハニーに抱き付き、“組技”とは思えない域まで腰と腰が“密着”する。

【おらっ!】
 ずぶんっ♥♥
「あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥♥♥」
『淫魔得意の組技! 変形の“ベアハッグ”に如月ハニー悶絶――!!』

 太いものが一気に侵入し、疼いた肉壺が堪えられるはずもなく挿入と同時に二度目の絶頂に至る。

「く♥♥ くふぁぁんっ♥♥」
【へへ……またイキやがった、この好き者が! 最初からこれが欲しかったんだろぉ?!】
 ぱんっ♥ ぱぁんっ♥
「あ♥♥ あぁんっ♥♥ そんなことぉっ♥♥」
【声が蕩けてるぞ?!】
 ずぱんっ♥
「はぁぁんっ♥♥ ダメ♥♥ こんなの♥♥ 我慢なんて……♥♥」

 力強く打たれれば、毅然と強がることさえできなくなり、罵られても喘ぐだけで言い返せない。
 無力感に打ちひしがれながらも、如月ハニーは心のどこかで陵○を愉しんでしまうのだった。

「あっ♥♥ あ♥♥ あっあっあっあぁっ♥♥」
【挿れたらすぐ素直になりやがって……強がっても女なんざチョロいもんだなぁ?!】
 ぱんっ♥ ぱぁんっ♥
「あんっ♥♥ あ♥♥ そこ♥♥ あっはぁっ♥♥」
【そろそろ出すぞっ! 一発目で孕めっ!】

 そして遂に、中に出される……最悪の事態が目前になり戦慄く唇で拒絶するも、
 薄めた目と甘える視線には本心が滲み出ており……

「あぁっ♥♥ ダメぇ♥♥」
 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ♥
「ダメぇ♥♥ ダメなのぉぉぉっ♥♥♥」
 ドプゥッ♥♥ ドビュルルルルルルルルルルッ♥♥
「あっはぁぁぁっ♥♥♥ イクッ♥♥♥
 イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥♥」

 熱烈な“ベアハッグ”による体内への刺激に、如月ハニーは肉悦のまま絶頂。
 全身をヒクヒク♥ と痙攣させ、ぐったりと脱力してしまう。

【ふぅ……中々良かったぜ】
【よし、次は俺だ!】

 だが休む暇などない。すぐ別の淫魔が代わり、ハニーに“組技”を仕掛けてくる。
 のしかかる重圧に、ハニーは心の中だけで理性を保つが……

(あぁっ♥♥ わ、私は……負けない……っ♥♥)

 誓いとは真逆に、太ももは“次”に反応して震えていた……

【 300円プラン 】プラン以上限定 支援額:300円

このバックナンバーを購入すると、このプランの2018/05に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索