【台本を書こう!】海外のASMRで常識 ジェンダーニュートラルとは
謎の表記GenderNeutral
去年のある時期YouTubeをみていたら
英語圏のシチュボ系トップASMR投稿者のほとんどが
動画の題にGenderNeutralと書いてるんですよ
もう男性向け女性向けなんて死んでも書かん!くらいの勢い
このぶんだとGNの表記が消えるのは、もはや常識として定着しすぎて
書く必要もなくなった時だろうと思いました
ジェンダーがニュートラルだと言われても
語り手は声を発している以上女性か男性かはすぐわかるし
説明も「あなたのキッチンで料理するガールフレンド」などと書いてあるので
語り手に性別がないってことじゃなくて
リスナーの性別を男女どちらにも限定しない
という意味なんだろうと思いました
(実際投稿者にきいたわけじゃないし
喋ってる内容も雰囲気しかわからないので推測ですが)
海外でこういうことになってると、日本でも周回遅れでそうなるんじゃないか??
ということで、当チャンネルでもいちはやくGenderNeutralというカテゴリーを作りました
プレイリスト
https://youtube.com/playlist?list=PLequyHKY7L3wrelnYLnhC5W1ibUSTqdIS
しかし考えてみると
言語としての普及範囲が広くて常に影響し合っている英語圏とは違い
日本語圏は閉ざされたガラパコスです
有名な投稿者でも、外で何が起きようと気にせず
あいかわらず女性向け・男性向けと表記しているし
それで顰蹙をかうこともありません
この状況は当分変化ないだろうという予想もできます
なのでこれを実行するかどうかは、現状は配信者の趣味でいいと思います
私は自分の好みや理念に合うので、自作台本でぼちぼち実行します
ただお借りした台本では
なるべく書いた方の考えや世界観を尊重しようと思っているので
難しいなと思ったら無理に改変はしないです
意外に流れが速い書き手の世界
変化はないかもしれないといってもそれは表舞台の話で
台本師さんたちはわかりません
新世代の教育を受けた子たちがどんどんネットに進出してくるし
性別自由の台本を書く人も増えつつあると感じます
だいたい創作や物書きの人たちは学識があったりなんかするから
静かに見えて一皮むけば声優や配信者なんかよりずっと過激だったり
革新派や闘争的な人も多いです
なんだかんだでシチュボ界を強力に牽引してるのは
女性リスナー向け(男声向け台本)のジャンルなので
そこらへんから予想もつかない急展開をする可能性はあると思います
男性の台本師さんにも時々こういう先進的な意識を持った人がいて
やはりというかなんというか 女性からモテてるなあと見てて思います
逆に男性の書き手で同性からの人気を取りたいだけなら
まったく気にする必要はありません
おにいちゃーん♪
うふふ、ぼうや♡
などの古式ゆかしい呼びかけをふんだんに使い
主人公が男性であることを最大限にアピールすると良いでしょう
百合やBLはオタクに受け入れられていると言われますが
やはり水面下には、同性愛的なものを嫌っている人もたくさんいます
男と女の物語であるという明確なアピールは
そういう人たちに安心感を与えます
自分がリスナーの場合
これは個人的な話になりますが
私は日常、自分が女であることに何の違和感も持っていません
しかしながら
発信者が男であっても女であっても
「おじょうさん」「お嬢様」という呼びかけがあまり好きではありません
たとえばメイドや従者の設定だったら
どうせなら「ご主人様」にしてくれんかの。と思います
英語人のシチュボでも時代物ではよく「マスター」と言ってるんですが
他の言葉はいっさい理解できなくても
「マスター」が聴けただけで思わず笑顔になりますね
「おねえさん」「お姉様」はとくに好きでも嫌いでもなく
言われたからって嬉しいわけでもないので
なければないでぜんぜんかまいません
なので私個人は
リスナーの性別を限定しない世界になっても、なにひとつ困らないです
全年齢向けならではの話
これは基本、全年齢向け台本だからできることで
R18ではほぼ不可能です
相手がいるシチュエーションなら主人公(=リスナー)の性別を必ず設定する必要があり
女声だと、男性向けか百合かの二択になります
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