【3分で読める】「ニイロクとシロの青票」【レイルロオドのお話】

(あらすじ）

区名札っぽいのに何も書かれてない、貨車に差されてる青い札。
それが何かを、ニイロクはシロに尋ねます。

（登場レイルロオド紹介）

「ニイロク」（御一夜鉄道クハ26形クハ26 000専用レイルロオド）

＜出身＞　河崎車輌

＜所属路線＞　御一夜鉄道

<能力・性格>
帝鉄がその復権をかけて製造した最新鋭特急系電車試験編成の統括制御を任されていた、極めてハイスペックなレイルロオド。
バッファ部分を使用するだけで、気動車運転補助でも、蒸気機関車運転補助でも、本職の専用レイルロオドに引けをとらないレベルでこなせてしまうほど。

自身がそれほどの能力を与えれて作れたことを大きな誇りにしており、
それだけに（ハードウェア的な要因だけをみれば）原因不明の故障により、その能力を十全に発揮できなくなってしまったこと、ならびに感情表現に障害を発生させてしまったことを、甚だ恥じている。

ロールアウトから帝鉄廃止のそのときまでずっと、試験運転士を務めていくれた赤井清春を、自身の生涯の、唯一のマスターと定め、深く敬愛している。