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下校中の記事 (8)

レモネードオアシス 2024/04/08 14:57

ビターチョコレート3

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

月曜日が始まりました。
今日は飼い始めた猫様の避妊手術なので、午前中に動物病院に行ってきました。
午後に手術が行われ、夕方にお迎えに行ってきます。

さて、月曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


 家まであと10分。
 不幸中の幸いか、人通りが少ない閑静な住宅街だから、誰かと会う可能性は低いが……だけど、安心はできない。
 白タイツは茶色く染め上げられているし、お尻からはヘドロよりも醜悪な香りを漂わせているのだ。

「どうか、誰にも会いませんように」

 いつの間にか落としていたカバンを拾い上げて、ピンと背筋を伸ばして歩きはじめる。

 ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ……。

 一歩進むごとに軟便がショーツのなかでネットリと攪拌され、おまたに食い込んでくる。
 それでも歩を止めるわけにはいかない。
 お尻を包んでいるスカートは、うんちによって一回りほど大きく膨らんでいる。

(お願い……、ばれないで)

 人とすれ違うときは、カバンを両手で前に持って白タイツを隠して歩く。
 すれ違ったら、後ろ手に持ってお尻を隠す。
 だけど茶色い香りまでは隠せるはずもない。
 ひなぎくが風上にいるときに、匂いを感じ取ったのだろう。
 小学生の男の子たちが顔をしかめると、

『お前、おならしただろ』
『いや、言い出しっぺのお前だろ』

 だなんて冷やかしあっている。
 まさかひなぎくのお尻から漂ってきているとは夢にも思っていないに違いなかった。

(ごめんなさい、臭いよね……)

 心のなかで謝りながら、ひなぎくは何とか家に辿り着く。
 ひなぎくの家は、周りの家と比べるとちょっと大きめの洋館だ。
 鉄格子でできた扉の上には槍が生えていて、扉の向こうには青々とした噴水を湛えた庭が広がっている。
 噴水を中心としたロータリーを迎えるように、白壁の洋館が夕日を受けていた。

「な、なんとか辿り着けた……ふぅ……」

 大きな鉄扉の横にあるインターフォンを押して、気が抜けてしまったとでもいうのだろうか?

 ビチチチチ!

 ショーツの中に熱いものを漏らしてしまう。
 これから広い庭を横切らないと、屋敷には辿り着けないというのに。
 インターフォンを押して数秒後、メイドがひなぎくの顔を確認したのだろう。

『お帰りなさいませ、お嬢様』

 スピーカー越しに聞こえるのは、冷たい感じのする女性の声。
 その一言とともに、ゆっくりと鉄扉が自動で開かれていく。
 あとは庭を横切るだけ。
 もう人とすれ違うこともない。

「ふう……」

 深くため息をつくと、

 にゅるるるるるるるる!

 ショーツの中が重たくなるけど、ひなぎくは心のどこかでホッとしてしまっている。
 ――もう、ここまでくれば人と会うことはない――。
 頭の片隅で、そんなことを考えていた。

「もう……、ちょっとだけ、楽になりたい……」

 ブリュリュリュリュリュ!
  しゅいいいいいいいいい……。

 我慢していたものをショーツのなかに吐き出し、お腹が楽になって……、ひなぎくは、ゆっくりと広々とした庭を歩きはじめた。

        ☆

 ひなぎくの部屋は、2階にある洋間だ。
 広さは20畳ほどあって、窓からは噴水のある庭園を見下ろすことができる。
 一人で使うには広い部屋だけど、ひなぎくは雑然としたものがあまり好きではないから、必要最低限の机やベッドと華奢なティーテーブルと本棚があるくらい。
 だけど本棚は大きなものが3つほど並んでいる。

「やっと辿り着いた……ふぅ」

 まずはカバンを置いて、それからトイレに行って、それから汚してしまった下着を洗濯しなければ。
 メイドたちにバレずにすべてをこなすことができるだろうか?
 そんなことを考えていると。

「……あ」

 ひなぎくが使っているダブルサイズのベッドの上に、綺麗に畳まれた下着が置かれているではないか。
 どうやら専属のメイドにはすべてお見通しらしい。
 ひなぎくは替えの下着を手に取ると、トイレへと急ぐのだった。


ビターチョコレート4につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

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レモネードオアシス 2024/04/04 17:04

ビターチョコレート2

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

木曜日です。
明日は金曜日で病院の予約を入れてあり、健康診断で採血をしてきます。
なので今夜は絶対にお酒は口にできません。

さて、木曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


「おっ、おおぉ……! んっ、んぉぉ! ああああ、だめ!」

 にゅるるるるるるる!
 モリモリモリッ!

 カチカチに固まっていたうんちが熱く、柔らかくなってくると、直腸を一気に滑り出してきたのだ。
 一瞬にしてショーツのなかが熱いマグマに満たされて、ひなぎくは舌を突き出して痙攣してしまう。
 もしも周りに人がいたとしたら、なにごとかと思ったに違いなかった。

「あっ、あぇぇ……! か、かはっ!」

 もりもりもりもりもり!
  ブリッ! ブリブリブリブリブリ!

 スカートに包まれた、ただでさえふっくらとした大きなお尻が、更にその輪郭を膨らませていく。
 モリモリと白タイツが盛り上がっていくと醜悪な茶色い香りを放ち出す。

「あっ、おっ、おひり……! ゴッ、ゴポ……! あうっ、あうう! えぁぁっ」

 ひなぎくの口から、ブワッと大量のヨダレが溢れ出してくると、あごを伝い落ちて胸を汚していく。
 それはひなぎくのコンプレックス――。
 少しでも快楽を感じると、大量のヨダレを溢れ出させてしまうのだ。
 美味しいものを食べたときは当然のこと、可愛いものを見たときや、お風呂に入ったときにも。
 更にはおしっこやうんちをしたときにもヨダレが溢れ出してきてしまう体質なのだ。

「あっ、あううっ、ご、ごぼ……っ、んっあ、ひっひい!」

 ブリュブリュブリュ!
  ニュルルルルルルルルル!

 ショーツのなかが熱い流動体に満たされて、お尻を包み込む白タイツがパンパンに膨らんでいく。

 お尻の部分では収まりきらなくなったうんちは、ついには会陰を伝って女の子のワレメのほうにまで押しよせてくる。

「ひっ、ひぁぁっ、んぁっ、んぁぁ! おぉぉぉ! ごぼ……っ、ら、らめぇっ」

 ブボボボボボボボボ!!

 茶色い炸裂音を轟かせながら、ひなぎくはだらだらとヨダレを垂らし続ける。
 それは、うんちおもらしという痴態を晒しながらも、ひなぎくが快感を覚えているというなによりもの証だった。

「あひっ、ひっ、ひぃぃっ」

 ブリュリュリュリュ!
  ブポッ! ブニュルニュルニュル!

 チリリッ!

 股間から生み出される微弱電流に、ひなぎくは更に肛門を緩ませてしまう。
 下痢によってクリトリスが蹂躙され、包皮が剥けてしまっているのだ。
 こうなると、もはやひなぎくにはどうすることもできなかった。

「あっ! ああぁ……っっ! ぇあああっ」

 ブボボッ!

 スカートに包まれたお尻から、茶色い炸裂音が鳴り響く。
 排泄欲を満たして快楽を覚え、更にはクリトリスを勃起させて。
 それはまさに垂れ流しだった。

「んおっ、おおおぉ! ふっ、ふぅぅ!」

 ヨダレに塗れた舌が突き出される。
 突き出された舌が、クィッと硬直する。
 直後、

 ぶぼっ、ぶぼっ、ぶぼぼぼ!
 がくっ、がくっ、がくんっ!

 腰を痙攣させながら、そのたびに軟便を噴射する。
 ひなぎくは、失便しながら絶頂してしまったのだ。

「うっ、あっ、あああん!」

 じゅももっ!
  じゅももももももも!

 達してしまった女性器というものは、あまりにも無防備だ。
 そのうちに秘めた尿意さえも我慢できないほどに。
 うんちに満たされたショーツの中が、ジンワリと生温かくなる。

「あっ、だ、めぇ……っ」

 しゅいいいいいいいい……。

 うんちにクリトリスを蹂躙され緩んだ股間が、勝手におしっこを漏らしてしまう。
 うんちによって濾過されたおしっこは、茶色く穢れていた。
 白いタイツが、茶色く染め上げられていく。

「あっ! あっ! あっ!」

 ブリュリュリュリュ!
  ビチ、ビチビチ、ビチチ!
 しゅわわわわわわわわわ~~。

 座ることさえもできず、ひなぎくはうんちやおしっこを垂れ流してしまう。
 足元におしっこの水たまりができあがり、悪臭が湯気となって立ち昇る。

「うっ、ううう!」

 ブリッ! ブリリ!
  ブボボッ! ブポッッ!

 空砲が混じった軟便を噴き出し、ショーツが更に盛り上がっていった。
 やがて腸内の圧力が減り、やっとのことで大決壊は終わってくれる。
 だが、もうすべてが手遅れだ。

「うう、ぱんつ重たい……よぉ」

 タイツを穿いているから、うんちはミッチリとショーツの中に詰まっていた。
 白タイツの内股は、うんちが混じったおしっこによって茶色く穢されている。

「早く、帰らないと……」


ビターチョコレート3につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
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レモネードオアシス 2024/01/25 14:08

おもらし日記8

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週も木曜日。
ここ最近はまた一段と冷え込んでいます。
皆様も体調にはお気をつけください。

さて、今日は木曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


「んっ、はぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 ぷっしゅうううううぅぅぅぅぅ!

 黄ばんだクロッチからおしっこが噴き出してくる。
 その勢いたるや、クロッチという二重布を突き破ってレモン色の綺麗な弧を描き、和式便器の前に弾けるほどだった。

「あっ! あああああ! 出る! 出ちゃってる!」

 ぢょぼぼぼぼぼぼぼぼほぼ!
 ぷしゅっ、しゅいいいいいいいい!

 ぱんつを穿いたままだというのに、噴き出すほどの失禁。
 その音に、美雪の頬は真っ赤に染まっていた。
 いや……、頬が染まっているのは、羞恥心だけのせいではないのかもしれない。
 このとき、確かに美雪は快楽を感じていた。

「あうぅっ、はぁっ、はぁぁぁぁっ!」

 しゅわわわわわわわわわわわわわ!

 ずっと我慢していたおしっこを放っているのだ。
 ショーツを穿いたままだとはいえ、美雪は失禁を気持ちいいことだと誤変換している。

「はぁ……んん!」

 ぢょおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!

 美雪の頬が、快楽に緩んでいく。
 クロッチの裏側でおしっこが弾けて、イタズラっぽくおまたをくすぐっていく。
 更にはおしっこはお尻の方にまで広がっていき、それはまるで生温かい手でお尻を撫で回してくるかのようだった。

「ぱんつ、穿いたままなのに……き、気持ちいい……なんて……っ」

 きゅん! きゅん!
 ぷしゅっ、ぷしゅううぅ……っ!

 おしっこにお尻を撫で回され、おまたが歪に痙攣する。
 クロッチの裏側に、ヌルッとした体液がこびり付いていく。
 だがそのことに美雪が気づくことはなかった。
 圧倒的な失禁の快楽と羞恥心、そしてお尻を愛撫される感触に頬を弛緩させている。

「ふぁああああああ……あんっ」

 ぢゅももっ! じゅももももっ!
 ちょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!

 クロッチを突き破るおしっこの勢いは衰えるところを知らない。
 便器の前に弾けたおしっこは、水面に落ちると恥ずかしい音を立てていく。
 その音は、狭い公衆トイレの外にまで響き渡るほどだった。

「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁぁ……っ」

 もわっ、もわわっ。

 狭く、暗く、汚いトイレに美雪の香りが充満していく。
 おしっこの匂い、そして美雪の汗の香り。
 夏場の狭い個室は、サウナのように暑くなっていき、美雪自身も汗だくになっていた。

「おしっこ、止まらない、よぉ……っ」

 しゅわわわわわわわわわわわわわ!

 ショーツから響き渡るくぐもった水音が止まらない。
 ただでさえ黄ばんでいるショーツは、おしっこと汗で濡れぼり、もはやただの布切れと化していた。

「ううっ、ぱんつ、あっついよぉ……っ」

 じゅももっ! じゅもももも!
 しゅおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!

 おまたが痙攣し、クロッチを突き破っておしっこの弧がいくつも描かれては消えていく。
 やがて、その勢いも、少しずつ収まっていき――、

「ふっ、ふぅぅっ!」

 ぶるるっ!
 ぢゅもももも!

 美雪は大きく身震いすると、最後の一飛沫を噴出する。
 それは美雪の失禁が終わった合図だった。

「はぁ……、はぁ……、はぁぁぁ……っ」

 ぽた、ぽたた……。
 ショーツから溢れ出してきたおしっこが、雫となってトイレの水面へと落ちていく。
 獣のような激しい吐息が止まらない。
 まるで全力疾走をしてきたかのように頭がボーとっして、美雪は背筋を丸めたままで荒い呼吸をしていた。

「ぱんつ、冷たくなってきてる……」

 お尻のほうまでおしっこでぐしょ濡れになっているショーツは、早くも冷たくなって、ペッタリとお尻に貼り付いてきている。
 それはおもらしをしてしまった美雪を責め立てているかのように。

(靴、汚さなかったからセーフ、だよね……)

 きのうは道端で立ったままで失禁してしまったからローファーまでダメにしてしまったけど、今日は和式のトイレにしっかりとしゃがみこんでおもらしをしたのでローファーまでは汚れていない。
 だからセーフ……だということにしておきたい。

(どうしよう、ポケットティッシュ、切らしちゃってる……)

 いつもならカバンに常備してあるポケットティッシュだけど、今日は学校にいるときに切らしてしまっていた。
 当然のように、この管理の行き届いていないトイレにはトイレットペーパーなんてものはない。
 また、あったとしても、使う気になれなかった。

「どうしよう、おまた、拭けないよ。……はぁ」

 溜め息をつきながら立ち上がると、

 ぬるり、

 濡れたクロッチが、おまたにまとわりついてくる感触。
 おしっこを放ったときに、別の体液までおもらししてしまったらしい。

(やだ。ぱんつ、ヌルってしてる……)

 クロッチの裏側だけでなく、お尻までヌルヌルになっていた。
 それでもこのスカートの中に隠された不快感を、顔に出すわけにはいかない。
 美雪はトイレの水を流すと、何事もなかったかのように公衆トイレを後にする。
 その内股には、ぬらりと鈍く光る一筋の液体が垂れてきたところだった。


おもらし日記9につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしも少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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レモネードオアシス 2024/01/24 10:29

おもらし日記7

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週もなんとか水曜日。
先日はごーだっしゅさんから依頼してあるイラストの進み具合を見せてもらいました。
とてもいい感じに仕上がってきているので、楽しみにお待ちいただけたらと思います。

さて、今日は水曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


(ううっ、やっと終わってくれたよ……っ)

 なんとか帰りのショートホームルームが終わり、美雪はホッとため息をつく。
 しかしその油断さえも尿意は見逃してくれず、

 じゅわり。

 おまたが生温かくなっていく。
 湿ったショーツはおまたに食い込んできていて、お尻のほうまで蒸れ返るほどになっていた。

(早く、帰ろう……!)

 美雪は放課後になって騒がしくなってきた教室をあとにする。
 その紺色のスカートのお尻の部分は、おしっこでハート型の染みができていたけど、幸いなことに目立たない紺色をしているから誰にも気づかれない。
 美雪は足早に……それでも歩く振動が膀胱に伝わらないように……昇降口に急ぐと、ローファーへと履きかえる。

(よしっ、今日はお家まで我慢できそうな気がする!)

 美雪はトントン、ローファーのつま先を地面で叩くと、家路を急ぐことにした。

        ☆

(ううっ、間に合うと、思ってたのにぃ……っ)

 きゅんっ! きゅんっ!
 じゅわわ……っ。

 美雪が足を止めてしまったのは、校門を出て5分ほど歩いた閑静な住宅街の一角でのことだった。
 足を止めると、じんわりと濡れたクロッチの裏側を嫌でも意識してしまう。

(まだ、まだダメ……。家まであと10分我慢しないと……!)

 じゅわわ……、
 たらり。

「あっ」

 内股を伝い落ちる一筋のおしっこに、美雪の意識は真っ白に弾けてしまう。
 それでも股間にキュッと力を入れて、なんとか決壊だけは防ぐも――、
 しかし、残された時間は、あまりにも少ないようだった。

(ううっ、このままだと二日連続でおもらし……! そんなの、絶対にダメ、なんだから……っ)

 たらり、……たら……。

 内股を伝い落ちるおしっこは、一筋、二筋と増えていく。
 太ももを、膝小僧をくすぐって、白の靴下に染みこんでいくと、うっすらとレモン色へと染まっていった。

「ううっ! はううっ!」

 ぎゅっ!
 ついに美雪は耐えきれずに、両手で股間を前抑えしてしまう。
 周りに誰もいないからこそできる、恥ずかしすぎるポーズ。
 だけど前抑えをすると、膀胱までも圧迫されて、いまにもおしっこが噴き出してきそうになっていた。

(ここは……使いたくないけど……公園のおトイレ、使う……!)

 ここから歩いて二分程度のところにある、小さな公園にある公衆トイレは、できることなら使いたくないスポットだったけど、二日連続おもらしという不名誉な記録を避けるためならば仕方がない。

(公衆、トイレ……ううっ)

 じゅわっ、じゅわわっ!

 前抑えして、へっぴり腰になりながら、なんとか公衆トイレを目指す。
 こんなところ、誰かに見られるわけにはいかない。
 できるだけ急いで、だけど慌てすぎないように。

(あと、もうちょっとぉぉ……っ)

 じゅわわっ。
 きゅん! きゅん!

 なんとか小さな公園を視界に収め、その隅っこにある公衆トイレへと一直線。
 そこは、あまり管理の行き届いていない、暗くて小さなトイレだった。
 一歩女子トイレに踏み込めば、長年にわたって染みついてきたアンモニア臭が鼻を突く。
 まだまだ日が高いとはいえ、薄暗くてなにか出てきそうな雰囲気を醸し出していた。

「あうっ!」

 じゅももももっ。

 アンモニア臭に釣られてしまったとでもいうのだろうか?
 前抑えしているおまたから、やや大量のおしっこが漏れ出してきてしまう。
 ショーツから滲み出してきたおしっこがスカートに染みこみ、手のひらがじんわりと生温かくなっていった。
 だけどここまでくればもうゴールはすぐそこだ。

「ドアを開けて……! あとはもうトイレだし……!」

 ぢゅももっ!

 片手で個室へと続くドアを開ける。
 そこにあったのは、薄暗くて狭い個室に、ちょこんとある和式の便器。

「ドアを閉めて、閉めて……!」

 じょぼぼぼぼ!

 片手で前抑えしながら、もう片方の手で個室のドアの鍵を閉める。
 震える手でなんとか鍵を閉めて、なんとかドアのフックにカバンをかけて――、そこが美雪の限界だった。

 ぢょぼぼぼぼぼぼ!

 片手で前抑えしているというのに失禁が始まろうとしていた。

「あっ、ああああああ! も、もう……!」

 美雪は和式の便器に跨がると、その場にしゃがみこんでいた。
 ぱんつを降ろすことは……できなかった。


おもらし日記8につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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レモネードオアシス 2024/01/17 14:49

おもらし日記4

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週も半ばの水曜日。
ここ最近、あまり体調がよくありません。
カレーを食べたりしただけで胃が痛くなって起きてられない状態が年末から続いてる感じです。

さて、今日は水曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
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目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


「帰らないと……」

 美雪の足元には、おしっこの湖が広がっている。
 こんなところを誰かに見られるわけにはいかなかった。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ……。

 一歩進むたびに、おしっこが溜まっているローファーから不快な音が鳴る。
 まるで美雪だけが大雨のなかを歩いてきたかのようだった。

(こんなことなら公園のおトイレ使うんだった……)

 後悔しても、もう遅い。
 美雪の歩いたあとには、恥ずかしすぎるおしっこの足跡が残されていく。

(スカート、目立ってない、よね……?)

 不幸中の幸いか、紺色のスカートはおしっこの染みを見えにくくしてくれていた。
 カバンで隠せばなんとかなりそうだ。
 こうして美雪がふらつきながら帰宅できたのは数分後のことだった。
 あともうちょっとで家のトイレに駆け込めたのに……とは思うけど、それは結果論でしかない。

(誰も、いないよね)

 両親は共働きで、美雪は一人っ子だから、この時間の家には誰もいないはずだ。
 帰宅した美雪は真っ先に洗濯場に急ぐと、濡れたスカートとショーツを洗濯機に放り込む。

「……ンッ」

 ショーツを脱いだときに、ヌルッとした不快感に小さく呻いてしまう。
 真っ白で素朴なショーツ――、
 そのクロッチは外側まで黄ばんでいて、最早どんなに洗濯しても取れることがないほどに繊維の奥底まで染みこんでいる。
 極度の怖がりの美雪は学校のトイレはなるべく使わずに、何度も軽失禁をしてきた証だった。

「ぱんつ、ヌルヌルになってるよ……」

 ショーツを広げて、クロッチの裏側を覗き込んでみる。
 するとそこには生卵の白身のような粘液が、ネッチャリとこびり付いていた。

「おもらしして、えっちなお汁が出てきちゃうなんて……なんて嫌らしい子なんだろう」

 その粘液に初めて気づいたのは、今日のようにおもらししてしまったときのことだった。
 初めて気づいたときは毎日のようにオナニーをしていたけど、それがエッチな行為だと知ってからは罪悪感が勝っているので、オナニーはおろか、お風呂で洗うときもなるべく見ないようにしている。

「おまた、赤ちゃんみたいにつるつるなのに」

 ショーツを脱ぎ払って剥き出しになったおまたは、産毛さえも生えていない、正真正銘の不毛地帯だった。
 ただでさえ、この年でパイパンはコンプレックスだというのに……、

 そのおしっこ臭いパイパンは、ヌルリとした体液に濡れていた。
 おもらしをしてしまうと、いつもこんな感じでぬるぬるにさせてしまうことも、美雪のコンプレックスだった。

「シャワー浴びよ……」

 制服を脱ぐと、おしっこの匂いを洗い流すためにシャワーを浴びる。
 トイレで拭くだけではおしっこの匂いは取れてくれないような気がする。
 おもらしをして帰ってきた日は、シャワーを浴びることが美雪の誰にも言えない決まり事だった。

(もう、おもらしなんかしないんだから)

 そう、心に決めて。
 おもらしに濡れたスカートとショーツだけを入れて回り始めた洗濯機だけが、美雪の恥ずかしい秘密を知っていた。


おもらし日記5につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

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