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くま川鉄道の記事 (4)

whisp 2021/12/30 22:31

20211219 レヱル・ミーティング@人吉「くま川鉄道 急行しろがね号」レポート(進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!

年末のバタバタでまたしても間があいてしまいましたが、2021/12/18-19に開催された
『レヱル・ロマネスクサミット』ならびに『レヱル・ミーティング@人吉』のイベントリポートの後編をお送りいたします!

前編はこちら!
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/571498

中編はこちら!
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/572493

というわけで今回ご紹介するのは、満を持しての!
レヱル・ミーティング@人吉! 急行しろがね号乗車イベントについて! でございます!!!


【レヱル・ミーティング@人吉 急行しろがね号乗車イベント】

ついに一部区間での運転再開を果たされたくま川鉄道様を舞台に!
TVアニメ『レヱル・ロマネスク』登場レイルロオドのひとりである「しろがね」のHMを掲出した貸切車両を走らせ!
その車内においては、しろがね役の声優「上絛千尋」さんのトークショーをお楽しみいただける!!!

それが「急行しろがね号」乗車イベントの概要でございます!!!

自由参加イベントであるレールウォークを終えたりパスしたりした乗車メンバー一同は、全員が専用バスにて合流し、
まずは運転再開区間におけるくま川鉄道様の最重要拠点駅! 「あさぎり駅」へと向かいます。


あさぎり駅にはなんと!!!! くま川鉄道の社長さんや、立売りでSL人吉を迎えてくれていたことでも名高い「人吉駅弁やまぐち」の社長さんが、我々を待っていてくださいました!

地元のダンススクールのみなさんによる歓迎セレモニーを楽しませていただきましたそのあとは、やまぐちさんの「くりめし」を社長さん自らの立売りスタイルでお渡しいただきまして、
「急行しろがね号」の始発駅である湯前駅までの乗車です!

この湯前行きには、くま鉄の社長さんもご同上くださったのですが、なんと!!!!
車窓に実にあざやかな、虹がかかったのでございます!!!!

イベント成功を予感させ、そしてくま川鉄道さんの、人吉駅弁やまぐちさんの、そして人吉・球磨地域の復興とますますのご繁栄を予告するかのような鮮やかな空の架け橋に、車内ではみながカメラを構えます。

そうこうするうち列車は湯前につきまして、ここでお弁当タイムとなります。

人吉駅弁やまぐちの社長さんの粋なはからいで、お弁当を立売するときの「番重」とハッピとを希望者がお借りしての記念写真タイムなども、ここで発生いたしました。

わたくしももちろん衣装と番重をお借りして、参加者のみなさんからぬいたちをお借りしての「湯前名物 ぬいぐるみの立売」を演じさせていただいたりもし

https://twitter.com/AZu_Mk2/status/1472587012519923717?s=20

大変美味しくそして楽しいお昼休憩となりました。

休憩終わりに、しろがね役声優、上絛千尋さんも合流してくださいましたので、まずは出発式イベントとして、『ヘッドマークへのサイン入れ』をいただきます。

(写真わたくしで恐縮ですが)上絛さんのサインをいただくことにより、だるまに目が入るがごとく、しろがねヘッドマークもいっそうに凛と引き立ちます!!!

すかさず乗車し、全員の「出発! 進行!!!」喚呼とともに

『急行 しろがね』号は滑りだします!

その勇姿!!

沿線でとってくださったみなさまのお写真で、どうぞお楽しみくださいましです!!

https://twitter.com/Seva0421/status/1472443188191588354?s=20

https://twitter.com/p_r_m_n_r/status/1472488419096162304?s=20

https://twitter.com/sin_kou_hyou/status/1472487501848014852?s=20



素敵に美しく、一部区間運転再開かなったくま川鉄道湯前線をひた走っていく「急行しろがね号」の車内では、上絛さんとわたくしによるトークショーが繰り広げられました。

噂の『レヱル・ロマネスク』第二期に関しましての最新情報をお伝えし、登場予定のレイルロオドのぼんやりとしたご紹介などしましたその後は、お楽しみのQ&Aコーナーです!

こちら、ゲストの上絛さんへの生質問もOKいただけ、そちらへのライブでの回答などもいただけ、終始和やかでにぎやかな時間を送らせていただくことができました!

運転再開かなった区間――湯前駅~肥後西村駅までの全線を、あっという間にしろがね号は走行しきってしまいます。

列車が駅についてしまえば、旅の時間もおしまいです。

感謝をこめて列車をおりて肥後西村駅の改札をくぐり、全員で記念写真を撮影し。

しかるのち、専用バスで、人吉駅まで帰着します。

――バス移動となった、肥後西村・人吉間

それは、川村駅近くの球磨川第4橋梁の崩落によって、いまもってなお運転再開を果たせずにいる区間そのものです。

新くま川第4橋梁の架橋ができるだけ速やかなることを祈って戻った人吉で、イベントは終了となります。

11月、12月と連続しての『レヱル・ロマネスクサミットin人吉』と『レヱル・ミーティング@人吉』

終わってみれば一瞬のことのように思え。

人吉を去り、日常へと帰っていかなくてはならない寂しさが染み通ってまいります。

のですが!!!! みなさま!!!! ご安心ください!!!!!

1月予定だったものの、GoToトラベル再開が囁かれる昨今の状況を見極めるため「延期」となっておりました、
『レヱル・ロマネスクサミットin人吉』の延期後日程が!!! どうやら年明け早々にも! 決まるかもしれないとの情報を、わたくし! 入手いたしておりますのです!!

まだ未確定情報ですので、正式な発表等については、ご主催である
青井の杜外苑街づくり協会
https://twitter.com/Aoinomori_Gaien
様のリリースをお待ちいただければと思うのですが!!!

現時点での! 未確定な! 情報としては!!!

『夏の訪れまでおまたせすることはない』

という感じになりそうです!!!!

ぜひぜひぜひぜひ、続報のほどお待ちいただき!!!

そして桜の咲く頃とかそのへんかな?! わからん!! な人吉で! お会いできますととてもうれしく存じます!!!

叶いましたらそのときも! よろしくお願いいたします!!!!

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whisp 2021/12/23 07:58

【イベントリポート】 1219 レヱル・ミーティング@人吉「くま川鉄道レールウォーク」リポ(進行豹

間があいてしまいましたが、2021/12/18-19に開催された
『レヱル・ロマネスクサミット』ならびに『レヱル・ミーティング@人吉』のイベントリポート中編です!

前編はこちら!
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/571498

今回ご紹介するのは、レヱル・ミーティング@人吉に付随して開催された、「くま川鉄道レールウォーク」の様子でございます!

お送りするのは進行豹!
それでは早速、いってみましょう!!!


【くま川鉄道レールウォーク】

令和2年7月豪雨によって、人吉市とともに甚大な被害を受けたくま川鉄道様。
https://www.kumagawa-rail.com/

その被害のうちでもっとも深刻なもののひとつは、「球磨川第4橋梁の流出」でした。


橋が流出してしまえば、当然線路はつながりません。
そして架橋工事は、河川の流量や河川法、周辺の水利等々の関係により、基本、冬にしか行えず。
ので、「短くても4~5年」の工期がかかってしまうとお伺いしました。
ともない、くま川鉄道様が完全復旧を遂げるには、それだけの期間がかかってしまうのです。

が、沿線の鉄道需要は変わらずあります。
球磨川の街である人吉市は、当然に橋が多く。
鉄道が失われ、通学の生徒さんたちを運ぶための代行バスを走らせたところ――
「橋周りでの大渋滞」が引き起こされることともなってしまいました。

そこで、くま川鉄道様ならびに沿線の自治体、住民のみなさまが選ばれたのは、
「流出した橋の、湯前方」。
つまり『肥後西村⇔湯前』間の先行開業――部分復旧という手段でした。

去る2021年11月28日。
見事くま川鉄道様は部分運行を再開されます。


それをお祝いし、また全線復旧の速やかなならんことを記念するヘッドマーク掲出列車を走らせることができないか?
ということを、青井の杜外苑街づくり協会様
https://aoinomorigaien.jp/
を通じてお問い合わせいただき、各種認可をいただきまして叶うこととなりましたのが、
今回の「急行しろがね号走行」でございましたのです!


で。
「部分運行再開」ということは「全線 - 部分」の、「まだ運行再開されていない区間」が存在します。
具体的には、人吉駅から、球磨川第4橋梁手前の川村駅までの区間です。

その区間の一部を、せっかくなので歩いて知り・学ぶことができないか――と、
こちらも青井の杜外苑街づくり協会様が提案・ご手配くださり。

もって実現したのが、相良藩願成寺駅→十島菅原神社近くの踏切(くまチャリ乗り場)までを徒歩で踏破するという
「くま川鉄道レールウォーク」でございました。

当日の天候は小雪→曇り。
足元が非常に滑りやすいことが懸念される天候でございました。

参加者は……当日バタバタしていて&わたくしが受付担当ではなかったため
きっちり数えてはいないのですが40~50名程度はいらしたのではないかと思います。
かなりの大人数です。

その全員に、転倒時の怪我防止のための軍手が青井の杜外苑街づくり協会様から配布されます。

また、くま川鉄道様からのレールウォーク開始前の注意として
「排水のための溝が多数あり、草などで隠れているかもしれないので、落ちないように注意してください」とのアドバイスもいただきました。

ともない、スタッフを

「先頭、中盤、後方、フリー」と配置し、以下のオペレーションで事故防止につとめることといたしました。

先頭のわたくしが溝を注視。
溝を発見次第フリースタッフが溝に張り付き、最後尾までの全員に「溝があるので気をつけてください」と呼びかけ続ける。

――です。

そのように定めましたら、いざ! 踏破開始です!!!!

不通区間の線路沿い……ということで荒れ果てていることも予想されましたのですが、
しかしこの区間、前述の「くまチャリ」
https://tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp/article/001015.html
で使われている区間ということもあり、整備はしっかりといきとどいておりました。

スタート地点周辺は、民家と隣接していることもあり、私語を控え、メガホン等の利用も行わないよういたしました。
民家にお住まいの方が「なんだなんだ」と来てくださった場合のみ
「線路を歩くイベント中です。お騒がせしております」とご挨拶いたしますが――そのほかは基本無言。

線路上をひたすらに、無言の隊列が進んでいくという光景は、なんだか亡命感があり。

(国境を超えれば平和な日々が訪れる。みんな、誰一人脱落せずに歩ききるんだ!)とわたくし、
こころの中で切に願わずにはいられませんでした。


民家区間を超えると高速道路と線路とのクロスポイントがございます。
線路と高速道路とを線路上から撮影できる希少な機会とあって、みなさまカメラを構えられます。

このあたりからは民家も見えなくなってまいりましたので、メガホン、会話も解禁として、談笑しながらの踏破となってまいりました。

と、前方からなにかがやってきます!!!

「総員待避! 線路から速やかに、できるだけ距離をとって離れてください!!!」 とすぐに呼びかけ、みなさまそのように行動くださり。

整列する我我の前を通過していくのは――くま川鉄道様の保線車両でございました。

これもまた、みなさまばしゃばしゃとお撮りになられます。

わたくしももちろん撮ります! 




どうです! この疾走感!!!!

思わぬ撮影会にほくほくしているところに、すぐまた次なる撮影スポットがあらわれました。

線路脇の茂みが途切れ、その先に豊かな田園風景がひろがっております。

ここではぬい撮りをせざるを得ません。

また、西瓜コスプレスタッフ(乗換ぱすも)さんの撮影会も急遽開催されましたので、そちらも撮らせていただきました。


「ぬい撮り」

「人撮り」


わたくし人撮り、へたっぴですね!!!


これは練習しなければ――と反省しつつとぼとぼ歩きつつ、森のトンネルを抜けますと、

また前方からなにかがやってきます!
(レールバイクこんなにたくさん来るもの!?)ととまどいつつも

「総員待避!!!!」

を呼びかけましたその眼前を通過していきましたのは――
くまチャリにのった

コスプレすずしろ(松田扇さん:https://twitter.com/ohgi_RE)
着ぐるみハチロク(観鈴ちん:https://twitter.com/momimomi_misuzu)

ら、レールウォークお見送り組のみなさんです!!!

ゴール間際ということで、お迎えにきてくださいましたのです!!!!


盛大な歓迎を受け、全員事故なく怪我なく完歩!!!!

踏破時間はおよそ一時間でございました!

このころには雪も止み。

全員そろって専用バスで、あさぎり駅へと向かいます!

そこではなんと! 「しろがね号歓迎式典」を行っていただけるとのことなのです!!!!


(つづく

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whisp 2021/08/06 22:15

人吉球磨取材リポート /Day6 2021/07/11 (進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!

取材リポも最終回まであと一回!


というわけで気合をいれての人吉球磨取材リポート!

Day1
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/498296

Day2
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/500547

Day3
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/506210

Day4
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/507338

Day5
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/508153



の続き、参ります!!!


////////////////



■Day6 2021/07/11


大雨洪水警報が乱発されまくった7/10の翌、7/11日は、雨もあがって大変に過ごしやすい曇天でのスタートとなりました。

まず向かいますのは、今回の録音取材の最大目的のひとつ『くまチャリ』です!

https://www.kumagawa-rail.com/レールサイクル/

くまチャリとは、レールサイクル。
鉄道線路の上をペダルを漕いで走ることができる、「軌道自転車」でございます。


くま川鉄道様は、昨年の洪水による被災で、球磨川第四橋梁の流出等の甚大な被害を被られ、
洪水以来現在にいたるまで、ずっと全線運休されておられます。

そのため、逆に! 営業運転の列車がガチに普段であれば走行している「本線レール」の上を、
軌道自転車で走ることができるという!!!
めっさレアで楽しい体験であるところも「くまチャリ」が、実現したのでございます!!!!

このくまチャリ、最大4人が乗車できるよう、「客車」が連結されております。


この客車は乗客不在のときにはもちろん「貨車」として利用できますので、
録音のためのレコーダーやマイク類、がっつりしっかりセッティングさせていただくことができました!

そしていよいよペダルを踏み出しますと――

『爽快! 楽しい!!!!!』
https://twitter.com/sin_kou_hyou/status/1419263413834829825?s=20

としかいいようがございません!!!

緑のトンネルの中を、鉄路を踏んでかけていくのです!
自分の足で! ジョイント音を奏でることができるのです!!!

鉄道ファンはもちろんのこと、鉄道ファンでない方にもきっと、これは楽しい体験なのでは!? とわたくし、強く強く強く感じました!

くまチャリ、夏休み期間の運行情報などについては、上記のリンクか、くま川鉄道様公式ツイッターをお確かめください!
@kumatetu_rail

「人吉にいったら乗らなきゃ損!!!!!」

と、わたくし強く強く! ご推薦申し上げる次第です!!!!



でもって。

くまチャリでの至福の時間が終わりましたそのあとは、次のお約束までまとまった空白時間がございました。

で、くまチャリ取材を見に、わたくしの写真の先生であるいんがめさんと、最古の取材協力者さんに一人であるもげもげさんとが来てくださいましたので、
合流して、いんがめさんにアテンドいただき、「人吉・球磨の鉄道被災状況」を見学させていただきました。

こちら、そのとき見て、感じたことをそのままリアルタイムでツイートいたしましたので、
もしご興味お持ちいただけましたら、そちらご確認いただけますと幸いです。

https://twitter.com/sin_kou_hyou/status/1414054556707659778



そういうこうするうちお約束の時間になりましたので、球磨村を専門に研究されている先生のご案内をいただきましての
『球磨村集落めぐり』をさせていただきました!

こちら、メタセコイアの水没化石あり、




飲めば寿命が伸びるといわれる長命水あり、


(内部には立入禁止のため踏み込めませんでしたが)巨大な石灰鍾乳洞あり、
十二支の彫刻が見事なお堂あり、

絶景すぎる棚田あり、

かつての森林鉄道のトロッコ線路あとあり

と――

めちゃめちゃめちゃめちゃ盛りだくさんで楽しかったです!!!!

いままでくま鉄沿線取材メインで球磨村ほとんど未着手だったのですが、完全に! 宝の山でございます!!!!

今回では全然集落めぐりきれておりませんので!
また是非腰をすえて! 球磨村探訪できれば! と、強く強く願いました次第です!!!
(もちろんそのときは、トロッコ線路跡を全線踏破いたしたいです!!!!)


人吉・球磨の一連取材は明日が最終日=今夜が最後の人吉の夜、ということでございましたので、
「ぬいハチたちが現金販売されている」という噂のパチンコ屋さん「モナコパレス東間店」さまにもお伺いいたしました!


いまではもうロットアップしてしまったぬいハチ、ぬいれいなの新品ちゃんたちの姿を見、
「よいマスターさんとめぐりあえますように」とこころより祈念し。

もって、Day6――今回の取材最後の夜は、更けていくのでございます。

(つづく

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whisp 2020/08/25 22:30

人吉・球磨 2020年8月取材レポ ~1:くま川鉄道様~ (進行豹

こんばんわです、お久しぶりです。
進行豹でございます。


わたくし去る8/17-22までの間。
『あやかし郷愁譚』
https://bit.ly/3jfObTc
シリーズの収録・編集等々をご担当くださっている作曲家のあらけんさんこと新井健史さんとご一緒に、
人吉・球磨地域にお伺いし、取材・撮影・録音をしてまいりました。


これは「人吉まいてつ祭」関係等であれこれとお世話になっております、天守閣のまどかさんが
「今の人吉を見て、記録してほしい」との旨をボーントゥ様にお伝えくだったことにともないましてのご訪問でした。


で、せっかく人吉に行く以上は、被災お見舞いをさせていただくのみならず

「人吉・球磨の魅力をお伝えするためのコンテンツを今後ともリリースしていくための、周辺取材もあわせ行おう」ということになり、5泊6日の長期取材となりました次第です。


今回の取材。
公共交通機関が完全に沈黙している地域の取材となりますために、普段とは違い、『ほぼ全行程をレンタカーで』行うものとなりました。

また、もうひとつ普段とは違うことがあり。
それは
「NHK熊本様が、取材の様子をご取材くださる」ということでした。

NHK熊本様には、以前の「人吉まいてつ祭」のときにも軽く取材をしていただいたことがあり。
そのときの様子と、今回の様子とをあわせ、ニュース番組内での特集として放送するかも──ということで、ご同行いただきました次第です。


初日となります8/17。
あらけんさんと早朝に合流し、羽田からスカイマークで飛び立ちまして、鹿児島空港につきますと、
鹿児島空港のトヨタレンタカーには、NHK熊本の取材スタッフの方々が、わたくしとあらけんさんとを待っていてくださいました。

名刺交換し、ご挨拶します。
先様は、ディレクターさん、カメラマンさん、音声マンさん、車両係さんの4名編成。
とても豪華な感じです。

なんとなくのプレッシャーは感じますが、為すべきことに変わりはございませんので、
わたくしがハンドルを握り、ともかく人吉に向かいます。

助手席にはディレクターさん。
後部座席にはカメラマンさん、音声マンさん、あらけんさんがおすわりだったかと思います。

運転しながらあれこれお話するうちに、あっという間に人吉です。

ディレクターさんが「スマートICで下りて川沿いを進めば、被災状況を移動中にも確認できます」との旨教えてくださいましたので、そのようにいたしました。

球磨川沿いの大通りにはいりますと、人吉の町並みが見えてきます。
わたくしは運転中なので、前方注視をしながら進むのですが──第一印象は、『報道より大丈夫そう? 町並み案外普段どおりに見える』というものでした。

しかし、信号待ちとなり、視線を横に動かした瞬間に、その認識が甘っちょろい誤認にすぎないのだということを痛感させられます。

町並みを構成する 「コンクリート製の建造物の外観」 は、なるほど、たしかに旧来のものを維持しているように、一見は見えます。

しかし──その内側が、壊滅状態なのです。

わたくしの記憶の中では、数多の商品たちが整然と陳列されていたお店たち。
そこが、がらんどうになっているのです。
いえ、がらんどうにさえ未だなりえず、廃材とドロとが床を覆っているお店も、ちらほら見えます。

建物だけは残っても。
その内側にあったすべては、生活ごと、思い出ごと、押し流されてしまったのでしょう。


……関東にいたときになんとなく、報道やネット情報から感じていた「復旧も一段落つきつつあるのかも」という楽観が、一気に削ぎ落とされました。


いままでで一番低いテンションで、まずはくま川鉄道様にお伺いします。

わたくしには、お預かりしていた大事な荷物があったからです。


それは、TVアニメーション『レヱル・ロマネスク』製作委員会様からお預かりした、一枚の色紙です。

全線復旧への祈りをこめて、キャラクターデザインの野口孝行さんがイラストを、すずしろ役の上坂すみれさんがサインを入れてくださいました、色紙です。

あいにくと永江社長はご不在でしたが、広報の下林さんに色紙をお渡しし、大変にお喜びいただけました。

また、後日には永江社長ともご面談でき

、おふたりから


・一部報道にあった、国の支援はまだ決まった話ではなく、今後どうなるかわからない

・エンジンがかかる車両は1両(KT-503「春」)。ただし、全力走行ができるかは未確認。これから少しずつ試していかなくてはいけない

・河川工事の許諾の関係で、冬にしか橋梁をかけなおす工事ができない。ので、この冬に着工できないと、まるっと一年工事が遅れてしまう

・くまたびは休止中。再開の目処はたっていない

などなどのお話をお伺いいたしました。

まったく列車が走らなくなった本線のレールは、赤く錆びてしまっておりました。
枕木は川砂に埋もれてしまい、バラストは流されてしまっておりました。


全線復旧まで、早くても3~4年。

それだけの長い時間を、代行輸送やグッズ販売だけの収入で賄い続けることは、とてつもなく厳しいのではないか──と、お話をお伺いして、わたくしは感じました。

ので、今後とも根気よく、できる支援を、募金を重ね得て行こうとも、あらためて強く思いました。


プラットフォームに手数料をひかれない募金としては

///

<くま川鉄道様への直接の送付/振り込み>

https://www.kumagawa-rail.com/



<現金書留の送り先>

〒868-0008

熊本県人吉市中青井町265番地 くま川鉄道株式会社 宛て



<銀行振込先>

肥後銀行 人吉駅前支店 普通口座  1699886

銀行コード:0182 支店コード:275  

くま川鉄道 災害寄付金 代表 永江友二

(クマガワテツドウ サイガイキフキン ダイヒョウ ナガエユウジ)

///

が一番間違いないかと思います。

また、Yahoo! ネット募金でのくま川鉄道さまへの寄付受付もはじまりました。
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5316001/

こちらもとても簡単に、Tポイント1ポイントからの寄付ができますので、ご紹介させていただきます。



……くま川鉄道様へのご挨拶がおわりましたら、天守閣様へとお伺いし、まどかさんにお会いします。
今回の、ご被災された各所へのご挨拶まわりは、まどかさんがアテンドくださるものとなるからです。
天守閣様もご被災され。
そのうえ、ボランティアの方々の宿泊場所を無償でご提供されて──


という大変な状況でらっしゃるにもかかわらず、今回のお話をお手配いただけましたこと、被災の現況を目の当たりにすると、本当にありがたくあらためて感じました。
にもかかわらず、わたくしとあらけんさんとの到着時間が不確定だったので、お会いしてからの細部時間調整のお手数をおかけすることとなってしまいましたことは、まことに恐縮でございました。

そのご調整の間、Cafe亜麻色さんにご挨拶をし、営業再開のお祝いをお伝えさせていただきました。
亜麻色様にはご被災直後からたくさんの「まいてつ -pure station-」プレイヤーさんたちがご応援に入られたとのことで、
お伺いしたときには、居心地のいい素敵なカフェとして、再び動き出されておりました。
美味しい鮎とアイスコーヒーをいただきますうちに、ご調整が完了され。

わたくしたちは、まずは神社──国宝である、青井阿蘇神社様へとお伺いすることとなりました

(続)

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